せっかく日本から遠く離れたアフリカまで行くのだから、旅先で会った人たちに何かちょっとしたものを渡したい、と思うのが人の常。アフリカに行ったことのあるお友達からは「小銭をちょっと持っていくと喜ばれるよ」と教えてもらったので、10円やら5円やら(1円はさすがに安っぽいかと思って自重)をちょこちょこ集めてはいるのだけど、それだけじゃちょっと物足りない…。
そこで、思いついたのが、折り紙。
これなら、コストもかからないし、持って行くにも軽いし、目の前で折ってあげたら喜ばれそう!
と、勇んで買ってきたのはいいものの、ここ数年、折り紙なんてツルしか折ってません。ツル以外、本当に何ひとつ折り方を思い出せない。これっぽっちも思い出せない。
悩んだ末、やっぱり頼るのはインターネット。いくつか折り紙サイトを検索し、現在、時間を見つけては折り方研究中です。パッと折れて、見れば何だかすぐわかって喜ばれそうなのとなると、なかなか難しいのです。
こちらは、試作品のキリンと鳥。鳥はともかく、キリンは柄まで描かないと何だかまったくわからないので却下。現在、よさそうなのは、箱と、手裏剣辺りかしら…。しかし、手裏剣もパーツの向きが同じになっちゃったり、組み合わせたらうまくいかなかったり、なかなか難しいのであります。
でも、私が折った何かがアフリカのどこかで出会った誰かに喜んでもらえるかもしれないし、そのどこかの場所にひっそりしばらく残るかもしれないと思うと、ちょっと張り切ってしまいます。
以前、アメリカのアリゾナ州、セドナに旅行した時、道中に立ち寄ったバグダッドカフェでも、日本人旅行客からのお土産や日本語のメッセージがあって何となく嬉しかったものだし、アフリカでも、私が滞在した後に通りかかった日本のバックパッカーが「お、折り紙だ!」なんて思ってくれたらなお楽しいなあ、と思うのです。
そして、折り紙って結構心が休まるもので。食後にちょっと折り紙タイムを過ごして、何となくほっと一息、なんて感じに練習を楽しんでいます。このまま趣味にしちゃおうかしら、折り紙。