どんな風に予防接種の予定がうまくいかなかったかというと。
二日後にかかってきた電話で、トラベルクリニックの方から断られてしまったのです。
「同じ日に違う施設で違う種類の予防接種を受けられると、万が一身体に何か影響が出た時に、どちらが原因なのかわからなくなってしまって、保障などの問題にもなってしまうので、うちではその日A型肝炎の予防接種を受けていただくことはできないということになりまして・・・」
と。でもって、
「A型肝炎の2回目は同日に他のクリニックで受けていただくか、もしくは渡航先で受けていただくのがいいかと思います。帰国されてからまたうちに来ていただいても大丈夫です」
なんだそうです。
同日に他のクリニックで受けていいなら、受けること自体は問題ないってことじゃないのよー!そもそも、お宅のドクターが同じ日に検疫所で黄熱病受けてから来いって言ったからそのようにしたんですよっ!がんばって朝早くに電話して予約とったんですよっ!
と、さすがにちょっとぷりぷりしましたよ。
思うに、トラベルクリニックのドクターは外から来ているお医者さんで、彼が独断で「同じ日にやりますよ!」って言っちゃったけど、病院の院長がやはり責任問題になってしまうと困るので後からNGを出した、ということなのでしょう。そのドクターはいい加減なこと言ってもらっちゃ困るし、病院もその辺きちんと管理してくれないと困るんだけども、まあそれを電話をくれている看護婦さんに怒っても仕方ないといえば仕方ないのです。
でも腹の虫が収まらないのでつい、電話を切る前に、「先生にも、ちゃんとご案内してくださるようにお伝えください」と、まだぷりぷりしつつ言ってしまいました。看護婦さん、謝らせてしまってごめんね。
で、黄熱病を受けることになっている検疫協会の方に電話してA型肝炎2回目との兼ね合いを聞いてみたところ、「そりゃ、一緒にはやらない方がいいよー」とのこと。この方がまた、多分長いことこの仕事をやってらっしゃる方で、割と歯に衣着せぬな感じのおじいちゃん、という印象なんだけど。
「だってあんた、ワクチンって感染させるんだからね、菌に。黄熱病だって、あんたに黄熱病の菌を植え付けるんだからね。他のも一緒にってのはやめといた方がいいですよ」
なんて言われて、そりゃそうだ感染するんだもんなあ、と妙に納得。
「でも、そうするとA型肝炎2回目受けないでアフリカ行くことになるんですけど、大丈夫でしょうか?」
「A型肝炎はね、1回でも受けておけば2週間後くらいから効果が出て、だいぶ感染が防げるから平気ですよ。で、帰ってきてから2回目受けるなりすればいいと思うよ」
うーん、そうなのか。
実際にはA型肝炎1回だけでどの程度効果があるのかははっきりわからないんだけど、おじいちゃんにこうやって断言してもらえて、何となく安心したし、また2つの菌に同日感染するのも気が進まないし・・・ということで、結局、渡航前の予防接種はあとは黄熱病を受けるのみにしました。
そんなわけで、今回のアフリカ旅行前の接種は以下の三本立て。
・破傷風
・A型肝炎1回
・黄熱病
とりあえず最低限は受けておく、といった感じ。
危険なところに踏み入るわけでもないし、これで何とかなるでしょう。ならなかったらその時だ。
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